幼稚園選び
2007年の暮れ、もう子供の幼稚園を決めないといけない時期に来ていました。
翌年の住所が定まっていない我々は、仕方なく現住所の川崎市高津区で幼稚園を探す事になりました。
もし、引っ越し先が、高津区でなかった場合は、入園して数ヶ月の息子を転園させないといけません。
T幼稚園
女房はいくつかある候補の中から、バスでの送り迎えの程よい距離のT幼稚園に決めました。
園庭が広くて息子ものびのび遊べるだろうと言うことが決め手でした。
指定の日時に入園願書をもらい、提出するという流れです。この役目は私が引き受けました。
案内を読むと「朝8時願書配布開始」「近隣の迷惑にならない様に早朝の来園はご遠慮ください」とも書いてあります。
これは、「過去に、朝早く多くの親が来すぎて、近隣に迷惑になっていたのだな」と解釈しました、
なので私は当日の8時5分頃にT幼稚園に着きました。
案内がおかしくない?
しかし、園に入ろうとすると、入り口の若い保父さんに止められました。
「配布はもう終わりましたよ。もう皆さん、中で抽選を行っているので今来られても受付できませんよ」
と、冷たい言葉、
「でも、8時から願書配布なんでしょう? おかしいじゃないですか?」
と食ってかかっても、ニベもなく相手にもしてもらえず、家に帰りました。
事の顛末を女房に話すと私は大変怒られました。かわいい息子の一大事なので当然なのですが
しかし、幼稚園の案内には8時に願書配布となっているので
私は自分が悪いとはどーして思えず、幼稚園の対応に納得できませんでした。
園長先生に直談判
だけど、このままではかわいい息子が入園できないという事になります。
川崎市幼稚園協会にも相談しました。同情はしていただけましたが、他の幼稚園も募集は一杯であり、そのT幼稚園と
話し合って見ては という事でした。
私のT幼稚園の印象は、あの若い保父さんによって非常に悪くなってましたが、仕方なく園長先生にアポイントメントをとり直接訴える事にしました。
後日、T幼稚園の応接室で、園長先生、数人の保母さん(例の保父さん含む)に私は訴えました。
「案内には、8時から願書配布となっているのに、8時に締め切るのはおかしい。」
「しかも、近隣の迷惑なので早く来ないで下さい とも書いてある」
「一体何時に来れば良いのかわからないではないですか!」
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と、理論的に説明していきました。園長先生はさすがに大人の対応で「はい」「ええ」を織り混ぜ聞いてます。
その内に、私の心に、ダンダンと
「こんな説明をしたところで、息子は幼稚園に通えなくなってしまう事には変わりがない。」
「息子に申し訳な事になった。かわいそうに」
という気持ちが、膨らんできました。自分でも驚きでした。
いつしか、私は、泣きながらに園長先生に訴えていました。
そして、それを聞いていた園長先生やなぜか保母さんまでもつられて涙ぐんでいます。
園長先生はついに
「お父さんの、お子さんを思う気持ちは痛いほどわかりました。
入園できる様に致しますので、安心してください!」
と言ってくださり、事態は一転しめでたく入園出来る事になりました。
おかしいのはお前だ!
あの時なぜ、感情が高まり、涙が溢れてきたのか私にも分かりませんが入園騒ぎはこれで幕を下ろしました。
これからは、子供の行事は抜かりなく対応して行こうと考えました。
いくら理屈が正しかろうが、不足の事態は起こさないに限るのですね。
今思うと反省するしかない出来事です。一番おかしいは私自身ですね。
例の保父さんの対応には未だ納得言ってないのですが……..
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