メゾンふじのき台(港北ニュータウン)

不動産

あと5ヶ月

2007年の4月、長男は幼稚園に通い始めてました。

社宅を出なければいけない時期まであと5ヶ月という状況です。

我々は、物件価格の高い、高津区近辺は諦め別の地域を探しました。

港北ニュータウン

以前、ニュータウンについて書きましたが、港北ニュータウンは横浜市のベッドタウンとして都築の丘陵を切り開き、区画整理を行った新しい街です。

横浜市営地下鉄グリーンラインがあざみ野まで通っており、横浜市のベットダウンにも関わらず、ほとんどの人は、横浜市営地下鉄で、田園都市線に乗り換えて都心に通勤するという地域です。

新しい市営地下鉄グリーンラインが2007年に開通して都筑区の中心であるセンター北、南を通過して東急用横線に接続するという事で、地域の盛り上がりを見せてました。これにより、駅から遠かった地区が、駅近に変わり、マンション価格が大きく変わったりしました。

都筑区はマンションが多く、特に大規模のマンションは昔くから公団マンションとして抽選で販売されており、当時は当選するとまるで宝くじに当たったような喜び様だったとか。

整理された道路、自然豊かな緑道、センター地区の賑やかな商業施設と恵まれており、かつ、それほど高価ではない中古物件が豊富と言う事で、この地区でマンションを探す事にしました。

ちなみに都筑区は全てが区画整理されている分でなく、古く開発されてない地域も残ってます。

簡単な見分け方としては 地名で、再開発された地区は、牛久保、南山田、と町名に町がつきません。

逆に再開発されてない町名は 南山田町、勝田町と最後に町が着くという見分け方ができます。 

当然、我々は、町のつかない住所のマンションを探しました。出来れば、最寄り駅はセンター北、南にしたいところです。

で、数ある中から、メゾンふじのき台が売りに出されていました。

メゾンふじのき台

  • 最寄り駅:センター南 徒歩8分
  • 価格:3680万
  • 面積:90平米 3LDK
  • 竣工:1989年ふじのき台

港北ニュータウンができた初期の公団の開発の物件で、敷地が広く、内部に公園や、広場もある贅沢な敷地です。

建物の間隔も広く、その中の5階建建物の最上階にその部屋はありました。

さすがに古いこともあり、和室とリビングの境の板などはボロボロでしたが、玄関の作りや、間取りはゆったりと上品でした。

駅から徒歩8分と近く、幼稚園、小学校も至近と分かりましたので

「これは、いい!!」

となりました。

が私は、慎重にすぐには申し込みをせず、後日改めて連絡するという事で帰宅しました。

なぜか逆上

その後、2日間考え、欲しい気持ちは変わりませんが、古さはやはり気になるという事で

「リフォーム代で100万くらい値引きしてくれませんか?」

と相談しました。

ところが、売主さんは、別に満額で購入希望する人もいるとの事で不動産屋を通じて

値引きお断りの返事が来ました。

ここで、私は素直に元の値段のままで購入すると言えば良かったのですが

なぜか逆上してしまい。

「もう、買いません!」

と啖呵を切ってしまいました。

(この決断が長い間私を苦しめる事になります)

1日経って、少し頭の冷えた私は不動産屋に状況を聞いてみましたが、すでに決まってしまったとの事でした。

ここで、私は改めて後悔しました。

短期は損気

「短気は損気」母に言われた言葉です。

至言です。今後の人生の教訓にしないといけないです。

とにかく、あと数ヶ月という時点で、まだ住む部屋が決まらないという事態になりました。

コメント